山と川と田園の風景〜花東公路 宿編
今回の花東公路4泊の旅では、いずれも特徴的な宿に泊まったワシ。地方なので、都会にあるような 立派なホテルはないが、旅社(大衆旅館)なら、ほぼどこの町にもあるので、チャリンコ飛び込み客 のワシとしては重宝。機会があればみなさんもどうぞ。下記のような思わぬ大当たりがあるかも??
1.延平 布農部落
 ●宿泊:2004年8月12日
 ●住所:台東県延平郷桃源村11鄰191號
 ●電話:(089)561211
 ●部屋:No.14
 ●料金:1,500元(約\5,100)

洗面台・トイレ

布農部落 入り口
布農(ブヌン)部落とは、台湾先住民族、ブヌ
ン族を支援する施設で、布農文教基金会という
財団法人が運営している。
ここではブヌン族の教育、医療、福祉などの支
援や、彼らが生産した農産物、工芸品などの販
売も行われており、合わせて上記のような一般
人向けの宿泊施設や会議スペース、レストラン
なども置かれている。この場所からやや離れて
いるが、台東紅葉温泉の施設も、ここが運営し
ている。
宿泊施設は、研修センターのような立派な建物
で、たいへんきれい。一般企業や、何かの団体
も利用するのだろう。ちょっと普通のホテルと
は違い、というか、いつもワシが泊まる宿とは
違い、広くて設備が充実しておりまス。
窓から見える景色は山と畑。虫やら鳥の声も、
聞こえ、静かでいい環境の中にありまス。
ちなみに、ここに泊まると、朝食券と喫茶券を
もらえるのでスが、ここのコーヒーはたいへん
ウマかったでスよ。
2.玉里 安通温泉飯店
 ●宿泊:2004年8月13日
 ●住所:花蓮県玉里鎮樂合里温泉36號
 ●電話:(03)8886108
 ●部屋:No.315
 ●料金:1,200元(約\4,100)

洗面台・トイレ・浴槽

安通温泉大旅社
山の中へ少々入ったところに、安通温泉があり
まス。とは言っても温泉宿は2軒ほどで、いわ
いゆる温泉街、といったようなものはない。地
理的に、道のどん詰まりのようなところにあり、
ちょっとした買い物などには不便。そんな鄙び
た温泉地でス。
ただ、安通温泉飯店内には、ちょっとした売店
と、食堂はあるので、だいたいの用は足りる。
温泉は、炭酸水素塩泉ではあるが、多少硫黄系
の香りが感じられる。もちろん左画像の部屋の
浴槽でも温泉の湯を張ることができるし、屋外
の露天温泉へも入ることができる。
このホテルの敷地内で、「安通温泉大旅社」と
看板を掲げた瓦屋根の日本家屋も見られた。
(左画像)改装されてはいたが、元々は、この
建物でこの地の温泉宿が始まったようである。
部屋は和室で、畳が敷かれ、日本と同じように
ふとんが置かれいた。ワシはこの部屋には泊ま
っていないが、今も各部屋は、宿泊客に利用さ
れている。
3.瑞穂 高賓旅社
 ●宿泊:2004年8月14日
 ●住所:花蓮県瑞穂郷中正北路90號
 ●電話:(03)8872224
 ●部屋:No.307
 ●料金:700元(約\2,400)

洗面台・トイレ・浴槽

ふとんのたたみ方
台湾の地方に行ったなら、ぜひ旅社に泊まって
ほしい。通常のホテルに比べれば、決して設備
はいいとはいえないが、台湾の生の生活感を感
じることができ、ワシは好きである。安いし。
安いとはいえ、エアコンも付いているし、テレ
ビだってある。シャワーのお湯もちゃんと出る
し、円形の和風の木の浴槽だってある。
…ん?いえ、これは珍しかった。(左画像)
浴槽に湯を張って、ダブン!と肩までつかるワ
シ。日本ではもうこんな木の浴槽、地方でも探
すのは難しい。まさか台湾で体験できるなんて。
タイムカプセルではないが、このように、思わ
ぬところに日本文化が残っていて、それを発見
して感動できるのも、台湾旅行の魅力の一つな
んでス。
日本語を話す台湾のご老人たちの言葉も同様で、
現代の日本人が聞けば、背筋を伸ばして拝聴さ
せられるほど、彼らは美しい日本語を話されま
ス。もしかしたら、正統にかつての日本文化を
継承しているのは、ここ台湾なのかも・・・?
4.花蓮 海洋飯店
 ●宿泊:2004年8月15日
 ●住所:花蓮県花蓮市國聯三路58號
 ●電話:(03)8336133
 ●部屋:No.610
 ●料金:1,000元(約\3,400)

洗面台・トイレ・浴槽
花蓮駅の近くで、便利な位置にあるホテル。た
だ、夜市などのにぎやかな中心街から遠いのが
難。意外と花蓮の街は、大きいので驚く。ワシ
は、このときはチャリだったので、楽に街を回
ることはできたが、それでも街は広い印象を受
けた。
このホテル、都市のホテルにしては安い。繁華
街から遠いからか?駅に近いので、ビジネスホ
テル的な位置付けなのかもしれない。安いホテ
ルには、冷蔵庫が備えられていないことが多い
が、ここもそうだ。
この周辺には、このようなリーズナブルなホテ
ルがいくつかある。
※上記の宿の料金はいずれも、当時の料金(交渉後)です。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 山と川と田園の風景〜花東公路 へ戻る アジア小僧がゆく(TOP)へ戻る