断崖絶壁、爆走ダンプ! 台湾自転車旅行 (1)コースの説明
台湾自転車旅行の第3弾!
今回は、東部の花蓮から北上して、途中、大峡谷の太魯閣(タロコ)
に寄り道した後、さらに海岸沿いに北上し、蘇奥、そして礁渓までの
約150kmの道のりです。(蘇奥の奥は、さんずいが付く)

04年5月2日 花蓮〜天祥 (約40km)
04年5月3日 天祥〜蘇奥 (約80km)
04年5月4日 蘇奥〜礁渓 (約30km)

このコース、何とも激しいコースでした!上図のオレンジ線、左図の
赤線が、走行したコースです。
東海岸は、山の斜面がそのまま海に落ち込んでいるので、清水断崖を
はじめとして、絶壁沿いを行くコースがほとんどです。しかも、平坦
な道はないので、山越えが連続します。上図のように、清水断崖を通
り過ぎた後、蘇奥までに、何と3本も峠越えがあるんです!

それだけではありません!この絶壁道路は、狭い上に、そこを長大な
ダンプカーが激しく往来する危険極まりない地獄道路なんです!
そう、このコースは、サイクリストにとって、最悪のコースだったん
です!
ただ、絶壁の東海岸を行くスリルと、エメラルドグリーンの海が見ら
れる、という楽しみはあります。特に、清水断崖は、交通の便が悪い
ため、なかなか現地に行くことはできません。その意味では、自転車
ならでは(?)の利点と言えるでしょう。

・・・でも、やっぱり辛かったなあ。。。ダンプ!
恐いっちゅうに!
海岸沿いの道なので、楽チンかなと思っていたら、大
間違い!こんな峠越えが3本続きます!上画像は清水
断崖を過ぎてから1本目の峠。(和平〜南奥 間)
こんな厳しい道とは知らず…。この日の目的地、蘇奥
まであと45km。あと3時間くらいで着くかな、と思
いきや…。この時点で夕方4時10分。・・・・・・
これだ〜!これ!これ!こいつが今回最も苦しめられ
た巨大ダンプカー!とにかく、花蓮と蘇奥間はひっき
りなしに往来してます!!・・・・・・・・・・・・
貨物部分が長〜〜〜いでしょ?どのダンプも貨物部分
は、オレンジ色なので、目に焼き付いてます!これが
チャリのすぐ脇を爆音立てて通過していくんやで!
南奥へ向かう途中の山越え道。このあたりも絶壁海岸
が続き、道路の標高も高い。遠くに見えるのは、和平
の町。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
とうとう真っ暗になってしまった。3本目の峠を越え
た頃は、もう夜8時近くに。街灯はなく、頭に付けた
ヘッドライトが頼り。ノロノロと峠を下る。・・・・
2日目の天祥〜蘇奥間は、凄まじい一日でした。その行程のキツかったこと!キツかったこと!・・・・・・・・ 走行前は、距離80kmは、やや長いかな、とは思っていましたが、こんな4本もの峠越えは、想定外でした。どう してもこの日の宿泊は、温泉地の蘇奥にしたかったので、無理をしてしまいました。結局、蘇奥に着いたのは、8 時40分!天祥を出発したのが、9時40分だったので、実に11時間もかかってしまった!・・・・・・・・・ ちなみに、ダンプが多い、というのは、蘇奥周辺にはセメント工場が多くあり、花蓮周辺の山間から土砂を運び出 しているからです。そのため、この間ではダンプがひっきりなしに往復しているのです。・・・・・・・・・・・ 断崖絶壁、爆走ダンプ! へ戻る 台湾のケンキュウ へ戻る アジア小僧がゆく(TOP)へ戻る