「チミも、萌えますケ？｣
メイドカフェ潜入レポート
（2005.11.05）

チミ、「メイドカフェ」行ったことあるケ？                                          
「メイド喫茶」、あるいは「萌えカフェ」と言った方がわかりやすいケ？単なるオタク向け
の喫茶店だと断定するなかれ。ちょっと違った世界、気にならないケ？気になったら、ここ
は即、体験あるのみ。チミたちに替わって、ワシが調査してこようではありませんケ？    

実はこのメイドカフェ、最近突如として現われたのではなく、０１年３月、秋葉原にオープ
ンした「キュアメイドカフェ」が発祥らしい。その後少しずつ店が増え始め、ヨドバシカメ
ラやつくばエクスプレス、「電車男」などで、一躍秋葉原が脚光を浴びるようになり、ここ
まで有名になったようやデ。                                                        
カフェの店員であるメイドさんが、客を迎える「いらっしゃいませ」に相当する言葉が、あ
の有名な「お帰りなさいませ、ご主人様」なんやけど、これは実は０２年９月、名古屋にオ
ープンした「Ｍ'ｓ Ｍｅｌｏｄｙ」が最初なんやとか。もちろんメイドカフェの店数は秋葉
原が多いが、名古屋、大阪など、地方にもあるらしいデ。                              

で、聖地秋葉原を訪れ、メイドカフェ潜入を敢行したワシ。特に規模が大きく人気も高い、
「＠ほぉーむｃａｆｅ本店」へ。実はここのメイドさんたち、アイドルならぬメイドルとし
て、「完全メイド宣言」というユニット名でＣＤも出している。                        
知っとるケ？先日の今年の流行語大賞「萌え〜」で、出演していたメイドさんたちとは、実
はここのメイドさんたちだったんやデ。                                              



その執念はどこか別のところで発揮した方がいい、という声がどこからか聞こえてきそうだ
が、まあいい。気になったら即、調査。エセ・ヂャーナリストの血が騒いだということで、
ご容赦願いたい。                                                                  
…で、チミ、上のマンガで、少しは興味持ったケ？ワシも（取材のため）と勇気を出して行
ったんやデ。店は秋葉原の特にコンピュータやゲームソフトの店が並ぶ界隈に、いくつか発
見することができる。下のような看板を、店の前に設置している場合が多い。場合によって
は、店の前でメイド姿で客を勧誘していることも・・・。                              

飲み物とか高いんじゃないか？の心配もあるかとは思うが、実はコーヒーは５００円程度、
と一般の喫茶店とほとんど変わらない。但しここ＠ほぉーむｃａｆｅでは、テーブルチャー
ジが別途必要だった。（テーブルは５００円、カウンターは３００円）                  
飲み物にはアルコールもあり、パフェやピザなどの軽食もやっている。時間帯や曜日にもよ
るかもしれないが、特に制限時間も設定されていなかったので、可能な限り、店にいること
ができる。 注意点として、店内は撮影禁止。                                         




じ、実はワシ、まあ「萌え感」は別として、潜入調査の結果、判明したことや、感じたこと
が３つある。                                                                      

１．客層はオタク男ばかりではない！
じ、実は店に入って一番驚いたのがこれ。ワシが行ったのは土曜の昼だったから、
というのもあるかもしれないが、客の半分以上は２０代前半の女性。グループで、
あるいはカップル（女が男をひっぱり出してきている傾向）で、というのが多い。
あとは、２０歳前後の男たち。うーむ、３０代以上のオッサンは厳しい状況。但し
平日も夜遅くまで営業しているので、平日の夜は会社帰りの興味半分のオッサンや
ＯＬで賑わっている、という情報を、あるワシの調査員（そんなん居たんかい！）
から得た。                                                                

２．若者向けの健全なフーゾクである！
入店する際のあのハズカシさ、店内での興味の対象（メイドさん）、あれはまさに
フーゾクである。でもタッチしたらアカンで。見るだけでス。会話するだけでス。
でももう既にあると思うが、いわゆるフーゾクといわれているものとの境界がだん
だん重なってくるのかもしれない…。同じ萌え系の店として、足裏マッサージや、
シャンプーのサービスをやっているところも出てきているんやデ。              

３．このようなビジネスをよくも考えたものか！
メイドによるサービスというものをよくも考えついたものだとワシは素直に思う。
秋葉原、ゲーム、アニメ、フィギュア…から、ここへまでよくもビジネスに結びつ
けたと思うデ。まあ、チミ、「そんな恥ずかしいところ…。」と言わず、新ビジネ
スの見学、という視点で体験してきてくダサれ。アニメをはじめ、実は世界に誇る
日本の「カワイイモノ文化」は古来から受け継がれたもの。いろんな感想があると
思うデ。                                                                  


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