伊勢うどんの歴史は古く、その発祥は江戸時代以前、といわれる。いわば原始的なうどん、 と言ってもいいかもしれない。江戸時代、お伊勢参りのためにやってきた旅人もこの伊勢う どんを食べたという。伊勢うどんのゆで方は、これら多くの客を短時間にさばくためだとも 言われている。さて、そのうどん、どのようなものかというと・・・
●岡田屋 三重県伊勢市宇治今在家町31 TEL0596-22-4554 営業時間 10:30〜17:00 定休日 木曜(祝日の場合は翌日休) 伊勢には伊勢うどんなるものがある。しかし それはただのうどんではない。いや、うどん と呼んではいけないかもしれない。おそらく 誰もが目を白黒させる食べ物であるに違いな い。 JR伊勢市駅からバスで16分、内宮前下車、徒歩5分 おはらい町の通り沿いにあります ●取材2002年12月31日 ●オーダー内容 1)伊勢うどん \ 400アジアごはんへ戻る
伊勢うどんは、JR伊勢市駅前や近鉄宇治 山田駅前のほか、伊勢神宮の内宮前など、 あちこちで食べることができまス。 その中で特に食べやすいのが、内宮前のお はらい町にある岡田屋でス。 おはらい町は、江戸時代のお伊勢参りの様 子を再現したようなレトロな町作りがなさ れていて、おみやげ屋や食べ物屋が多く並 んでいまス。 赤福本店も、この通りにあり、そこでお茶 とともに食することができまス。 そして、こ、こ、これが伊勢うどんでス。 実は何が特徴かというと、まずその食感。 太麺で、ゆですぎたうどん、といえばいい でしょうか。讃岐うどんのあのシコシコ感 とは全く正反対の食感でス。それゆえ、う どんと呼んではいけないのかもしれないの でス。むしろワシは、麺の形をしたモチ、 と呼びたい。やわらかく、ねっとりとした あの食感はまさしくモチだと思う。 そしてもう一つの特徴はタレ。うどんでは 汁だが、伊勢うどんではタレなのでス。 濃いめのトロッとしたかつおダシの効いた 甘辛しょうゆのタレ。麺にこのタレをから めてズルッと食べるのが、この伊勢うどん のおいしい食べ方なんでス。 きっとあなたも病みつきに・・・